トップページ
 院長あいさつ
 交通アクセス
 受診するときは
 診療科目のご案内
 アルコール依存症?
 薬物依存症?
 治療プログラム
 採用情報
 他サイトへのリンク


薬物依存症とは?


覚醒剤などの薬物を乱用すると、その高揚感や気持ちよさが大変強烈なため、また使いたくなります。次第に同じ量では効果が得られなくなり(耐性)、より多くの薬物を求めるようになります。
薬物が切れたときの無気力感やイライラなどの反動も強い(離脱症状)ため、最初は気持ちよさを得るために使っていたのに、いつのまにか、離脱症状の苦痛から逃れるために薬物を使うという、負のスパイラルにおちいっていきます。

▲ページの先頭へ



 どのような薬物がありますか?

薬物には、さまざまな種類があります。ここではそのうちの代表的なものについて説明します。

   
 覚醒剤
別名「シャブ」「スピード」など。強い覚醒作用があるが、薬がきれたときの虚脱感が激しく、それが連用の誘因となっている。高揚感が高く、精神依存が早期に形成されやすい。

一方で発作的に自殺を図る、大量に服用することで死に至るなど、毒性も極めて高く、臓器に悪影響を与えるほか、うつ、疲労感、幻覚や妄想などの副作用もある。

シンナー 
主成分をトルエンとする有機溶剤。本来は塗料や接着剤などを溶かす用途で用いられており、最も身近な薬物。そのため、使用開始年齢が、ほかの薬物に比べ低い。

身体症状としては気管支、肺、肝臓など全身の機能に悪影響を与えるが、特に脳に及ぼす影響はじん大で幻覚、妄想などを引き起こし、脳の萎縮なども認められる。

大麻
(マリファナ)

植物「アサ」の葉や花の部分を乾燥させたり、樹脂化、液体化させたもの。他の薬物に比べて副作用や依存性が低いが、より強い薬物へ進むきっかけとなることが多いことから、ゲートウェイドラッグと呼ばれることもある。

ヘロイン 
植物「ケシ」から採取される汁をにつめて「あへん」をつくり、そこからモルヒネを抽出、化合したもの。摂取後すぐは多幸感につつまれるが、薬がきれたときにけだるさ、吐き気などがおそってくる。

禁断症状もはなはだしく、激しい筋肉痛、関節痛、悪寒などにさいなまれる。また幻覚や幻視も発生してくる。禁断症状からのがれるため、乱用を繰り返し、精神に異常をきたす場合もある。

コカイン 
植物「コカ」の葉から抽出される薬物。多幸感につつまれるが、薬効がきれたときに焦燥感、うつ症状などに襲われる。

依存性と耐性が急速につくられるので、どんどん量が増えていくのが特徴。幻覚や精神錯乱などにくわえ、特徴的なのは身体の中を虫がはいずりまわるような感覚が起こり、血が出るほど全身をかきむしらざるを得ない症状にさいなまれることもある。

LSD 
「リゼルグ酸ジエチルアミド」といわれる化学合成麻薬の一種。強い幻覚作用があり、長期的な精神的ダメージをおうこともある。

これに類似した作用をもつものにマジックマッシュルームがある。

MDMA 
通称「エクスタシー」と呼ばれる化学合成麻薬の一種。主に錠剤で出回っている。脳内のセロトニンを過剰分泌させる作用があり、多幸感につつまれる。

薬がきれたときは不安、妄想などにさいなまれるほか、高体温や不整脈など、急性で重篤な症状を引き起こすこともある。


▲ページの先頭へ



 薬物問題の相談先

。薬物からの脱却、回復のために、さまざまなサポート施設があります。

 ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
 
tel 03−3249−2551(月〜金 10:00〜16:00)

 ナラノン(薬物依存症者の家族と友人の集まり)
 tel 03−5951−3571(月〜金・10:00〜16:00 祝祭日は休み)



また、回生病院医療相談室でも、ご相談を受け付けております。一人で悩まず、まずはお電話ください。


 回生病院(代表)  
0940-33-3554


▲ページの先頭へ